2013年9月10日火曜日

あまの原ふりさけ見れば廓なる


 喜久屋の屋根にいでし月かも

おこんばんは、禿のみのりでございます
どちらかと申しますと、狂歌のたぐいで失礼いたしました
元のお歌は安倍仲麿さま、古今集406番のお歌でございます
「あまの原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山にいでし月かも」
皆さまが無事におこしになれるよう、わっちらは提灯に火を入れてお待ち申しておりんす
SIMも秋の装いでございますので、お散歩におすすめでございます

さて、先日瑠扇花魁からもご紹介がありましたとおり
今年も喜久屋にてお月見を催すことになりんした


遊郭楼喜久屋【十五夜・十三夜 月見之宴】

日時:平成25年9月16日 22:30〜(JST)
           19日  22:30〜(JST)
会場:4Seasons SIM 遊郭楼喜久屋

妓がたと一緒に喜久屋のなかをくるりとお散歩しつつ
名月を楽しみ、お話をいたしませんか?

 十五夜の 催しはちょっとした遊戯をご用意
 いままでの宴とは随分と形をかえております故
 どうぞお楽しみに
 催しの夜だけのお土産もご用意いたしておりいす
遊戯にご参加の方は賞品もございんす

喜久屋におこしになったことがない貴方様も 
喜久屋に通いつづけてくださってる貴方様も 
きっとお楽しみいただけるとおもいんす

 片見月(かたみつき)は縁起も悪うございます
 十五夜にお越しの貴方様だけに 
十三夜の宴のご案内を差し上げます
 十月の十三夜は秘密の宴ですので
 どうぞ十五夜にお越しになって案内をおまちくだしゃんし。


 あなた様に お目にかかれるのを楽しみにしております

昨年の九月晦日に開業いたしました喜久屋、二度目のお月見でございます
十月には十三夜もございますので、ぜひおいでくださいまし

上方ではお芋の穴からお月様を覗くと目がきれいになると言われているそうです
中秋の名月の夜、やなぎ箸でお芋に穴をあけて
その穴からお月見をし
「月々に月見る月はおおけれど 月見る月はこの月の月」
と三度唱えるそうでございます

当日に雨が降るといけませんので、十四夜の宵待月
十六夜の十六夜の月にもおためしくださいましね

それではまた
喜久屋のお座敷にておまちしておりんす

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