2013年7月19日金曜日

八朔

皆様ご機嫌よう、太夫の瑠扇でありんす。

四季の中で一番暑い季節がやってまいりんした。
皆様、熱中症や夏バテにはご注意くださいなんし・・・。

毎日暑い日ばかりには御座いますが
少しでも涼を感じて頂ければと

吉原遊廓の行事にも御座います、八朔という催しを企画いたしました。

八朔とは
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鎌倉時代頃から行われた農民が収穫の無事を願う儀式に由来する。
早稲の実り具合を見て豊作を祈願する儀式や、早稲の実を入れた盃に酒を注ぎ、
豊作や農事の成就を祈願する早稲の「田(た)の実(み、「む」とも)」の儀式。

江戸時代には旗本・御家人・大名たちが、白帷子に長袴をつけて
江戸城に登城して将軍に祝辞を述べる「八朔」の儀式がとり行われた。
この儀式は徳川家康が江戸入りしたことからはじまり、「頼み」「信頼」を築く日を八朔と定めて、
それが儀式化し江戸城の年中行事となった。
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一般的に行われている八朔とはこういった意味合いを含んだ行事でございんす。


江戸吉原では
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家康の江戸入りがこの八朔であったとされていることから、吉原ではそれを模して、
家康江戸入りを祝い
吉原の遊女は、八朔には白い小袖
(もとは寝間着であったが、江戸時代になると一般的な着物となる)を着てお客を迎える行事。
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となったそうでありんす。

この他にも諸説あるそうなのですが、そちらはまた追々。

遊廓楼喜久屋でも
この八朔行事を、いつもとは少し違う前座敷にて
皆様と楽しんで行いたいと思いんす。


皆揃いの仕着せに身を包み、いつもとは少々違う舞台にて、舞などもご披露させていただきいす。
お客様方もどうぞ涼を感じられるような支度にて、喜久屋へお越し下さいなんし。

■八朔日程
・8月1日(木曜日) 5日(月曜日)
22:30~


■八朔会場

遊廓楼喜久屋 菊の間



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