あたたかい日もあれば
其処此処で春の息吹をチラっと感じながらも
まだまだ寒い日が多いこの時期、春のうららかな光が待ち遠しい季節です。
地域によってはまだ豪雪であったり
もうすぐ雪解けであったりと、まだまだ雪が似合うのも本音・・・。
本日はそんな
雪と春近し風情を感じられる都々逸を紹介したいと思いんす。
不二の雪さえとけるというに 心一つがとけぬとは
(作者不明)
中村風迅洞著「どどいつ万葉集」より
なんだか少し片思いを連想させる、とても切ない恋のうたでありんす。
色鮮やかに燃えるような恋とは別に、
冷たく澄み切った、凛とした空気の中に佇むような恋
一途に想い続けるそんな恋もいいものでありんす・・・。
さて、今宵もいつものお座敷でありんす。
今はまだ少し先の春を待ちながら
喜久屋の華を愛でにいらしてくださいなんし。
十時半より、あなた様のお越しをお待ちしておりぃす。
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